静岡呉服町名店街
呉服町老舗探訪記


呉服町老舗探訪記
徳川家康公の時代から現代へ。
呉服町名店街には県下でも有数の老舗が輝き続けています。
歴史を振り返りながら、老舗の魅力を紐解いてみましょう。
【唐木屋】



昭和6年の店頭。右から2番目が4代目の「秋山儀兵衞」さん、
3番目が5代目の「秋山寛治」さん



創業(文政9年)時に番所に届け出た文書。


 唐木屋の創業は1826年(文政9年)。第11代将軍・徳川家斉の時代でした。以来この地で186年も薬屋さんを営み、地域の皆さんに安心と信頼を届けています。創業当初から主に薬草を扱い、駿府薬草園の肉桂(ニッキ)を取り扱うなど順調に商売の基盤を築いてきましたが、当時の役人より再三賄賂を要求され、以後「公儀には関わらず」という家訓を貫いています。昭和15年の静岡大火、また20年の静岡大空襲でも店舗を焼失し、今に至るまでは大変な苦労が伴いました。現在の店主・秋山広志さんは6代目。4代目までは代々「秋山儀兵衞」さんという名前を受け継いで来たそうです。歴史を感じますね。

江戸・明治・大正と続いた商いの証。
数々の台帳が現存しており、店内で拝見することもできる。

明治初期、日差しをよけるために店頭に降ろした布の幕。
左の「仁」のマークは唐木屋の荷印。



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