『逸品運動10周年記念組合員報告講演会』
《日 時》 平成14年9月27日(金)15:00〜17:00
《場 所》 静岡呉服町 呉風来館
参加された組合員のみなさん 進行を務めた綱島さん
【1】開会の言葉 呉服町名店街理事長 森 恵一
静岡呉服町名店街は「一店逸品運動」で全国的に有名で、またこの運動が全国に広まっていることは大変喜ばしいことであります。
【2】逸品運動立ち上げの話 逸品委員会担当副理事長 川辺 哲
立ち上げにあたっての焼津での合宿、リーダー・コンサルタントの選出、コンセプト作り、「一店逸品運動」という名前が大分県の「一村逸品運動」から来ているという由来など、興味深いお話が聞けました。
【3】逸品運動10年間の経過と成果 逸品委員会委員長 池田 浩之
逸品チラシで見る10年間のあゆみ、各逸品の思い出、各年度の成果・反省、委員会の商品開発への取り組み、10年記念講演の意義など、委員会への思い入れの深さが伝わってくるお話でした。
【4】商品開発事例
@フラワーベーカリー 関口 幸男
硬さ、味、形、ネーミング、値段に至るまで委員会の皆さんの意見を聞きながら作った「するがぱんずら」、竹茗堂さんの協力で生まれた「ちゃぱん」、商標登録騒動のあった「お茶っぱパン」。ユニークなネーミングと静岡らしさが大成功でした。
A安心堂メガネ 中安 賢
苗字しか知らないあるお客様の要望から10ヶ月かけて生まれた「染色べっ甲眼鏡」。高価なものだけに失敗の許されない商品開発に苦労しました。
B更科 大石 安任
商品になりたての頃は作るのに時間を要した「五福膳」。和歌山からわざわざ食べに来てくださったお客様もいました。今までにないもので且つ静岡らしいものをと考えて作った「そばゲッティー」。若いお嬢さんから中年のオジサマまで人気の商品です。
C新月堂 横山 力
ねばりを出したり色を固定させたり、赤米の手配にも苦労した「赤米餅」。発売当時は全国的にも珍しく、地方発送の注文も多かった商品です。新逸品の開発は自分にとって非常に勉強になりました。
Dハセガワ 近藤 功
発案から3年かかって完成した「つえ傘」。TVで取り上げてもらってから地方からの注文が来るようになりました。(なぜか九州からが多い)。旅行好きで杖嫌いの足のお悪いお客様に大変喜ばれたこともありました。
E池田屋 池田 浩之
吉田印章堂の吉田さんのアイディアから生まれた「ポケフィット」。邦生の鈴木さん
からのアイディアを頂いてCDケースに入れて販売しています。委員会に時間を割い
ていますが、しっかりアイディアは頂いています!
【5】逸品運動まとめ 逸品委員会副委員長 大野 義久
今後の課題として、新メンバー・若手メンバーにも参加して頂いて委員会の活性化を計りたい。環境の変化に伴ったこれからの委員会のあり方、運動の方向性を考えていきたい。そのためにも月2回の委員会にぜひ参加してほしい旨話されました。