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《日 時》 平成14年3月8日(金)18:00〜20:30

《場 所》 静岡呉服町名店街事務局3階会議室

《出席者》  静岡県中小企業団体中央会 村田氏

池田、大野、近藤、渡辺、横山、鈴木、奥山、遠藤

大石、綱島、内野(書記)    敬称略 順不同

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議  題

【1】  大谷街道 GUIDE BOOKについて

【2】  逸品チラシの校正

【3】  中小企業活路開拓調査報告書について

【4】  ダシを取った後のかつおぶしの再利用について

【5】  その他

【6】  次回開催のお知らせ

 

内  容

【7】  大谷街道 GUIDE BOOKについて

 

大谷街道周辺(小鹿地区から駿河台地区)の商店、飲食店、事業所、病院や銀行などの有志でつくられた大谷街道発展会が「大谷街道 GUIDE BOOK」を作られました。

これは以前池田さんが講演会で話した一店逸品運動にならって作成されています。

 GUIDE BOOKはA5版の冊子になっていて、

 
 

   @地域紹介

A静大のあるまち――静大、学生とまちの関わり、静大活用情報

B大谷街道発展会 map――業種別に色玉表示。地域施設も記載

C大谷街道コミュニケーション情報――地域の行事、サークル、施設を紹介

という内容になっています。

 発展会より150万、市の補助金より300万、合計450万で15,000部作成さ

れ、静大の新入生、商店(50部/軒)、自治会に配布されたそうです。

    

《逸品委員会の感想》

・単品で商品を紹介しているものに目がいく。

・写真が大きくて見やすい。

・すっきりしている。

・チラシだと見て終わってしまうが、冊子だと保存できてよい。

 

【2】逸品チラシの校正

・前回案として出ていた「行政のバックアップ」という言葉は入れられなくなりました。

 ・裏表紙のバス路線「市民文化会館入口」停留所はもうないが、削除が間に合わなかっ

たので今回はそのまま載せることにします。

 ・表紙の「うこん色」が写真をひきたてていてとてもいい感じに仕上がっています。

 ・新逸品“KERUNER”予約が5個入ったそうです!

 

【3】中小企業活路開拓調査報告書について

 村田さんより、調査報告書の目次の提示がありました。

 T.調査研究テーマ及び活動報告

   1.調査研究のテーマ

   2.調査研究の概要

   3.事業活動の報告

 U.組合を取り巻く環境変化

   1.商業動向

   2.商店街の機能

   3.商店街の課題

 V.課題への取り組み

   1.取り組みの経過

   2.エコバックの製作

   3.アンケートの概要と分析

 W.ビジョンの今後

   1.環境と文化に取り組む商店街活動

 X.参考資料

   1.先進地視察

   2.アンケート調査票

という内容で報告書を作成していただくことになりました。

なお、Wについて委員会の意見を求められ以下のような意見が出されました。

[環境について]

・自分の子供時代に比べると、海や川が格段にきれいになっている。コストをかけてでも

 自然環境を汚さないようにすることは必要。

・お金をかけて自然を破壊し、若い世代に「これが文化だ」と教えていることがばからし

く思える。それに気づいた人達が増えてきたのはうれしい。

・「家電リサイクル法」施行されたが、小売、商店はメーカーに比べるとまだ具体的な動き

がない。

・日本で捨てたライターがミッドウェイの海にまで流され、それをアホウドリが食べ生態

系を壊している。

・呉服町は“ちょっとおしゃれをして出掛けてもらう街”でありたい。

・国や県の指導で環境問題は改善の方向に進んでいる。

・掃除するところはきれいだがしないところはごみが落ちていて汚い。パフォーマンス的

にクリーン運動をするのも有効なのでは?

・製造からリサイクルまでの輪の中で、卸と小売の役割を考えると、やはり「組織」が必

要になってくる。

・“人間の生理に合う環境作り”が大切。(集まることが好き、明るい所ではしないが暗い

所では悪いことをしてしまう、左回りの法則etc.)究極は“東京ディズニ−ランド”。街

作りに活かして人が集まる街にしていきたい。

・静岡市内にも廃棄物が放置され、土や水が汚染されている場所もある。

・鼻炎の元々の原因はディーゼル車の排気ガス。商店街にディーゼル車を入れないように

したら環境はうんとよくなる。

・100円ショップのプラスチックの箱やスーパーの袋が一番の環境問題。エコバックの

材質も最終的には土に還るものにしなければならない。

[文化について]

・新幹線が通り主要都市のホテルにしか泊まらなくなってしまった。そもそも自分達が作

っていくのが文化なのに残念なことだ。

・ボランティアというものを教育で無理やりやらせるのはおかしい。

・「普通の人」が見直され、求められている。

・ミニシアターを作って呉服町に合う映画を上映すれば、それが一つの街の文化になるの

ではないか。

・やりたくてやっていることが周りからは文化だとみられている。

・全体でどうのこうのでなく、個々の活動一つ一つが文化。

・商店街の名人を取り上げて、消費者を交えて交流会や演奏会を開催してみてはどうか。

・呉服町の開催する一つ一つのイベントが文化になりつつある。

・静銀の本店を美術館にする。

・天満宮を呉服町と結び付けられないか。

・商店街の1Fを高級ブランドショップにする。

[エコバックについて]

・自分の持っているバックに入るものは包装を断っている。

・エコバックを持ち歩く人が増えた。呉服町の望月先生のエコバックも普及させたい。

・エコロジーには関心があるが、スーパーの袋は無料だからもらってしまう。

・エコバックを持つきっかけがほしい。(つい持ちたくなるようなおしゃれなもの、使いや

すいものetc.

・望月先生と版権交渉もしっかりして、呉服町と先生との相互応援をしていきたい。

・あえて売り物にしないで、「お金を出しても買えない」エコバックにするのもいいのでは?

(イベントに絡める)

・昔の「買物かご」に代わって作られたものというアピールをもっとした方がいい。「エコ

バック」だとなじみがなくてなんとなく使いにくい。

・「組合としての環境対策の一環である」という認識をもってほしい。

 

【4】ダシを取った後のかつおぶしの再利用について

 以前から話題にしていたかつおぶしの再利用について、大石さんが試作品を作ってきて

くれました。(前日に作ったふりかけは全部ネコちゃんに食べられてしまったそうです。こ

れは2作目。)

      

大石さんのお店では一番ダシでおつゆを、二番ダシでとろろをのばしたり、片栗粉を溶

いたり、おつゆを薄めたりして、その後は生ごみとして捨てているそうです。

 現在、再利用しているお店はほとんどなく、肥料として畑にまく人もいますが、からす

の被害に遭ってしまうそうです・・・

    

かつお、さば、いわし、昆布のだしを1週間以上干したもの。

 

だしをそば用のおつゆで煮てみたもの。

 
 

 

 


《試食した感想》

・海老の殻もすりつぶして一緒に入れたらどうか。

・もっと細かい方がよい。

・お茶を混ぜるのはどうか。

・他のお店で余っているものと混ぜたらどうか。

・ごまと同じように「ご自由にどうぞ」とテーブルに出しておいたらどうか。

・ごまを混ぜたら風味がよいのでは?

・お酒のつまみとして出したらどうか。

・「ラーメンライス」のように「おにぎりそば」としてだしてみたら?

・たたみいわしにような板にして焼いてパリパリ食べるのもおいしそう。

・佃煮として出すのはどうか。

・にわとりをたくさん飼って餌として与え良い卵を産ます。

 

【5】その他

●3月7日(木)に行われた呉服町主催の消費者懇談会で、エコバックについてこんな意

見が聞けました。

・売ったらどうか。(1000円位なら買いたい!)

・普段売っていてさらにポイントを集めてバックと交換できるというのはどうか。

望月先生のバックが大変人気があることを改めて実感しました。

 

●NHKの番組の反響がいまだにあるようです。近藤さんのお店には遠く佐賀県からも注

文があったそうです。

 

●商品発送の際、ヤマト運輸のHPの荷物検索の機能が便利。荷物のNO.を入力すると、

いまどこにあるのかがわかるシステムです。また、ヤマトさんは荷物の扱いが丁寧で安

心してお願いできると、非常に人気がありました。

 

●NHKのディレクターから頂いた「ほんまもん」と、どこからともなく出てきた「久保田」をみんなでおいしくいただきました。

 

 
                          

【6】次回開催のお知らせ

  日 時:平成14年3月22日(金)午後3時〜

場 所:静岡呉服町名店街事務局3階会議室