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《日 時》 平成13年10月12日(金)18:00〜20:20

《場 所》 静岡呉服町名店街事務局4階会議室

《出席者》 鳥取「若桜街道商店街振興組合」副理事長山県氏 他6

静岡県中小企業団体中央会 村田氏

          池田、大野、大友、奥山、藤森、近藤、横山、吉田、綱島、

松下、内野(書記)敬称略 順不同

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■議  題■

【1】  盛岡講演報告

【2】  中川根町講演報告

【3】  鳥取「若桜街道商店街振興組合」視察団来静

【4】  エコバック事業 デザイン検討(第6回)

【5】  堅町・下呂視察報告

【6】  2002年度カレンダー

【7】  その他

【8】  次回開催のお知らせ

 

■内  容■

【1】  盛岡講演報告

 10月11、12日に池田さんが盛岡の岩手産業振興センターで講演を行いました。池

田さんを入れて4本の講演が組まれるという大がかりなもので、100名近い参加者が集

まりました。

 盛岡は人口約28万人で、スーパー等大型店舗に侵食されている感は否めないがその中

でも専門店が頑張っているな、という印象を受けました。

 また、県全域からの集客があるためか、人口の割合から想像する以上にいい商店が形成

されていると感じました。

 そして、池田さんのお楽しみ……

 「あずま屋」さんというわんこそば屋へ行きました。冷酒に、肴は焼き穴子(700円)、

小えびと野菜のかき揚げ(350円)プラス卵焼きを注文。かき揚げは天つゆではなくそ

ばつゆでいただくものでした。これが旨い!(そばつゆは関東の味に近い)卵焼きもなか

なかのもの。締めは手打ちもりそば(530円)。わんこそばは食べませんでしたが、夜遅

くに地元客で賑わういいお店で、講演者の任を解かれ至福の一時を過ごされた池田さんで

した。

*観光客だけで商売しているのではダメ地元の人たちからも支持される事が重要*

 

 

【2】  中川根町講演報告

 10月9日に大野さんと大村さんが中川根町商工会で講演を行いました。当日は19時

から21時と遅い時間帯であったにもかかわらず、約30名ほどの参加がありました。

 中川根町は人口約7,000人ちょっとの町で、廃業したお店が意外と少なく、ガソリン

スタンドとお茶というような兼業のお店が多いのが特徴です。

 また、1時間ちょっとで島田に出られる距離なので、そちらへのお客の流出が悩みでも

あるそうです。

 講演内容は、一店逸品運動とそのあらましについて。公的な補助金についての認識がま

だ薄いせいか、講演後の質問には補助金に関わるものが多いようでした。さらには、イン

ターネットを利用しての商売や、IT関連の講習会開催の提案等もしてきました。

 

【3】  鳥取「若桜街道商店街振興組合」視察団来静

 10月12、13日と鳥取の若桜街道商店街振興組合の方々並びに宮下先生(元静岡県

立大学教授)が視察に見えられ、逸品委員会にもご参加頂き、視察の感想を述べて頂きま

した。

テキスト ボックス:

 ・夜のライトアップが素晴らしい。

 ・道路に段差がなくて開放的だが、少し危険

に見える。

 ・客層が年齢的に高めのようなので、バリア

フリー等の配慮が必要なのでは?

 ・お店の方が真正面に立っていて入りづらく

感じた。

 ・おしゃれなお店が意外と少ないが、逸品運

動をはじめとした専門店としてのこだわりが魅力。

 ・こだわりを感じるお店もあるが、洗練度においてはバラツキがある。

 また、宮下先生からは、

 ・一店逸品活動ではなく運動と呼んでいるのが素晴らしい。今後運動として軌道修正し

ながら継続していくのか、ビジネスとして方向転換するか再考の時に来ている。                

というご意見を頂きました。

 学者の立場から意見を述べて下さった宮下先生

こうしたご意見を伺っての逸品委員会メンバーの感想

 ・安全面での重視がこれから一番必要である。

 ・お客が店に入りにくいと思っていることは感じている。

 ・店に入りやすい・入りにくいというのは、店の個性によるのでは?店のカラーがある

こと、ポリシーを持つことはいいことなのでは?

 ・お客が入りやすい雰囲気作り、専門店としての心構えを見直す時に来ている。

 ・チェーン店が多くなってきているのは残念。

 ・常に商店街を歩いていながら欠点に気がつかなかった。

 ・「お客が買いたいもの」ではなく「店が売りたいもの」を売っているように感じる。買

いたいものと売りたいもののズレを感じる。

 ・逸品運動が全国的に有名になったことの意義を商店街全体で感じ取っていきたい。

 ・逸品運動を始めてから「店に入りにくい」等のクレームが減ったことは事実。

 ・サービスの素晴らしさ、商品の素晴らしさを見直すことから始まったこの逸品運動を

もう一度盛り上げ、呉服町のファンを増やしたい。

 ・逸品運動を推し進めながら、夢を持たせてくれる商店街づくりを目指したい。

 ・すべての店の足並みがそろっている訳ではない。個性的な店の集まりが何か一つのも

のを求めていくこと自体が難しい。強いリーダーシップを取って引っ張っていけない

のがもどかしいが、外からの意見を取り入れて少しずつでも問題を改善していきたい。

 

【4】エコバック事業 デザイン検討(第6回)

 ・望月先生よりエコバックへの図案の使用許可を頂くことができました。

  (望月先生が来年7〜8月もしくは7〜9月にイタリアで個展を開かれます。これに

伴って、まだ未定ですが、イタリアツアーを組むことも検討中です。)

 ・今回サンプルが間に合わなかったため、検討は次回に持ち越します。

 ・配布数はサンプルが出来上がって、見積りを出してもらってから決定することにしま

す。

 ・投票用紙とアンケート用紙については、奥山さん提案のサンプルの通り進めることに

決まりました。

 

【5】堅町・下呂視察報告

 下述の内容にて視察を行ってきましたので報告します。

 

  日 程:平成13年9月25・26日

  視察先:堅町商店街(石川県金沢市)、下呂ショッピングセンター(岐阜県下呂町)

  目 的:先進事例調査

  

  『堅町商店街』

   視察目的:商店街の情報発信機能

   面 者:副理事長総務室長 中越一成 氏

        事務局長 植村まゆみ 氏

   北陸3県の中心と位置付けられる金沢市の中においても、市を2分する集客力を誇

る商店街であり、若者が中心となって来街しています。消費者の構造変化による客層

並びに消費者の求める商店街の魅力を考慮し、近年は客層を従来よりも少し高めに設

定しているそうです。

   “ちょっと大人のカタマチ”をコンセプトに、いかに商店街独自の情報発信機能を

確保するかを模索し、FMサテライトスタジオの設置、ストリートファッションショ

ー・ヘアーデザインショー等各種イベントや堅町劇場運営等、多くの文化的事業に力

を注いでいます。(注1)役員の若返りを実施することにより、時代にニーズに合わせ

た発想の転換や機動力発揮に重点を置き、商店街として常に新しい情報発信を心がけ

るとともに、今夏設置された光ファイバーを活用した情報事業の立ち上げを計画して

いるということです。(注2)

   環境問題としては、1)放置自転車問題 2)一般並びに事業系ごみの集配問題

  3)土日等の悪質なキャッチセールス問題 4)ストリートミュージシャンやジベタ

リアン(コンビニ前の駐車場等地面に直接座っている若者たちの総称)の出没問題が

  あがっており、組織をあげて対応しているそうです。なお、今回私たちが取り組んで

いる文化の発信と過剰包装排除を併せ持つ、逸品エコバックに類する共同事業は試み

られていませんでしたが、商店街の情報発信機能強化への取り組み姿勢が大いに参考

となりました。

   また、金沢市内を循環する「ふらっとバス(低床式)」(注3)にも試乗し、商店街

への導入経路のあり方と、これと連動させた「買物バス引換券」(金沢中心商店街まち

づくり協議会並びに行政等による共催事業)進呈事業の実態調査も興味あるものでし

た。

  注1:事務局の2Fは劇場・展示場・会議場を兼ねたスペースとなっている。以前は

吉本興業と提携して‘吉本新喜劇’を公演していたこともある。

  注2:商店街光ファイバー、サーバー等、情報コミュニケーションのハード面はかな

り進んでいる。今後はソフト面での整備にも期待したい。  

  注3:小型で小回りがきく。3コース巡回しているとのこと。料金も100円と手ご

ろ。

 

  『下呂ショッピングセンター』

   視察目的:リサイクルバック

   面 者:専務理事 中川 薫 氏

   下呂町内では消費者の出入りが多くなく、いかに限られた消費量を他店と取り合う

かの環境下にある大手核店舗のない地元主導の共同店舗です。昭和62年の出店、平

成10年の新規組合員加入に伴う増床と全面リニューアルを経て、顧客の囲い込みと

環境問題対応のため「リサイクルバック」を開発しました。(注1)商業者としての環

境に対する社会的使命への配慮とともに機能性を重視した開発であり、その開発方法

並びに機能の絞込み、さらにはこれを展開するための消費者や行政との関わり等、実

態に基づいた説明がなされ、今後の事業展開の参考となりました。

   「リサイクルバック」の利用拡大策として、エコロジーポイント(1点1円の戻し)

の付加を実施しており、この事業が普及を促進するとともに様々な反響が出ているそ

うです。(注2)

   スーパーを中心とした視察先組合のバックと、現在試作中の私たちのリサイクルバ

ックとは、形状並びに利用ケースの違いはありますが、その導入経過、普及推進並び

にその課題等、非常に役立つ内容でした。

   また、今回の視察の直接の目的ではありませんでしたが、組合事業に対する組合員

の理解度や協力意識の欠如が、いかに共同事業の停滞を招くか等の問題も提起され、

この対処法としての組合事務局の存在意識とその重要性が指摘され、役員からの事務

局の権限委任や主体性・積極性の重視等、組合運営の参考となりました。

  注1:リサイクルバックの利用率は現在10%位とのこと。

注2:組合が提唱する「自然にやさしく」ならば、自前のエコバックでもエコロジー

ポイントをよこすべきではないか等の消費者のニーズにも対応が求められる。

 

 堅町の植村事務局長(花王の営業企画担当経験)や下呂ショッピングセンターの中川専

務(一級建築士の資格とともに店舗経営のマネージメント能力も保持)はいずれも若く、

事務局発案で積極的に事業展開されています。

今回の視察では、人材の重要性を再認識し、さらに両組合の紙面上の資料だけでは得ら

れない組合員との葛藤や事業推進者の情熱を感じ取ることができ、改めて現地視察の有効

性を実感いたしました。

 

【6】2002年度カレンダー

 奥山さんより「2002年度呉服町名店街カレンダー」サンプル2種の提示があり、逸

品委員会の意見を求められました。

委員会では、左の小型のものに人気が集まりました。

 

【7】その他

 ・駿府公園のお茶室(紅葉山庭園)が開園した時に配られたお菓子です。静岡市菓子組

合で作られたものですが、新月堂さんのお菓子も入っています。

 

・傘に付いた雨の雫を自動で落としてくれる装置に興味のある方は渡辺さんまで。(す

みやさんに仮設置されるそうです。)

 

【8】次回開催のお知らせ

 平成13年10月26日(金)15:00〜17:00

 静岡呉服町名店街事務局3階会議室にて

 議題:・エコバック事業 デザイン検討(第7回)

    ・池田さんフランス旅行報告(PCで写真をみながら楽しいお話が聞けそうです。)