上リボン: 逸品だより
 

 

 

 


   ≪日 時≫  平成13年1月26日(金) 15:00〜17:00 

   ≪場 所≫  静岡呉服町名店街事務局3階会議室

   ≪出席者≫  池田、大友、近藤、大村、長谷川、渡辺、藤森、奥山、吉村(書記)

          敬称略・順不同     

 

 


                 ■議   題■

 

 【1】アシックススポーツ工学研究所見学の話(池田さん)

 【2】テニスメンバー募集の件(渡辺さん)

 【3】逸品チラシの件

 【4】メンバーの『逸品』紹介(サブアふしみや:大村さん)

 【5】「LEATHER GUIDE

 【6】連絡・次回開催予定

 

                 ■内   容■

 

 【1】アシックススポーツ工学研究所見学の話(池田さん)

   先日池田さんが、靴の材料で鞄に使える物はないか?と考え、アシックススポー

   ツ研究所を見学されたということでお話を伺いました。

   商品テストをするための研究施設として、ビルの中に室内体育館があったり、ビルの周り

   がグランドになっている。そこは、高橋尚子さんやプロの選手が足型をとってオーダする

   ところで、素材とできあがった製品の検査をする機械が100ぐらいある。かばんは検査

   はするが、商品テストはなかなかやらないので、勉強になったそうです。マジックテープ

   も、とても強力なものがあり、いくら横に強く引っ張ってもとれないそうです。

 

 【2】テニスメンバー募集の件(渡辺さん)

   すみやの社員の方達が中心となって、毎週末、草薙サッカー場のとなりのテニスコートで

   テニスを練習しています。逸品のメンバーでは、渡辺さん、大野さん、関口さん他が参加

   されています。目標としてはダブルスでうまく試合ができるようになることですが、初心

   者の方でも、楽しく練習ができるような活動なので、みなさんも是非参加してみてはいか

   がですか?ラケットは昔のものでもOKですが、シューズは滑らないようテニスシューズ

   の方が良いです。まだちょっと寒いですが、運動不足解消のためにも始めたいですね。詳

   しくは、すみやの渡辺さんまでご連絡ください。

 

 

 

 

 

 【3】逸品チラシの件

   逸品チラシのレイアウトがほぼ決まってきましたので、報告します。今年は名店街モール

   &アーケード完成5周年なので、執行委員会 野沢さんからチラシ半分のスペースをとい

   うことで、少々レイアウトの検討中です。上半分が記念イベントの記事で下半分が呉服町

   のMAPになる予定です。

   今年の『こんなもの見つけた』は野沢屋さん、時計・宝石海野さん、OLIVEdesOLIVE

   ん、私の部屋さん、ファンケルハウスさん、カフェ・ド・セクさんです。

   『プロフェッショナル』は串元さん、ハセガワさん、安心堂さん、漆畑ふとん店さん、す

   みや・りぶるさん、YAWATAYAさんです。

   『新逸品』は朱朱さん、新月堂さん、竹茗堂さんです。

   『情報コーナー』はギフト券、無料駐車券、静岡名店街契約駐車場MAPのお知らせ、

   iモードで契約駐車場のTEL一覧を見ることができるというお知らせです。静岡名店街契

   約駐車場MAPA4サイズ版を3つ折りにしたもので、3ナンバー、1BOXカーOKなど

   ひと目でわかりやすい地図です。お客さまにも評判なので、まだもらっていないお店は事

   務局までご連絡ください。

   逸品の枠については、取材中なので、まだ取材していないお店は早めにお願いします。

 

 【4】メンバーの『逸品』紹介(サブアふしみや:大村さん)

 「逸品研究会」今後の活動のヒントとなるよう始めた、メンバーのこだわりある逸品紹介。

   第11回目は大村さん(サブアふしみや)です。日曜大工ならぬ日曜林業をやっていると

   いう大村さん普通体験できないようなお話を伺いました。

 

  

 

 

  @スズキ『ジムニー』

   毎週予定の無い休みの日に、1000mぐらいの山へ行き、林業を行っている。大きくしたく

   ない木を切る(間伐)作業で、始めは1畳ぐらいのところにヒノキを密集して植え、50

   年ぐらいしたら数坪に1本の割合ぐらいまでにしていく。そうしないと木が太く大きくな

   らない。初めから間を空けて植えればいいのにと考えますが、間を空けると、雑草がボウ

   ボウになり、手入れが大変だから密集して植えるようです。

   山の中に林道が通っており、そこを車で登って行く。昔は後輪駆動の車で行っていたが、

   すぐにスリップしてしまう。そこで、4WDのジムニーにした。9km/lの燃費で、8

   0km/h以上出すとフラフラするような車だが、雪道には強い。雪が20cmぐらい積も

   っていても、ノーマルタイヤでグングン登り走ってしまう。それに車体も強い。

   昔、カローラに追突されたが、相手が壊れてもジムニーは壊れなかった。また、通行止め

   で半分道が崩れているようなところでも、ジムニーなら軽いので、通れてしまう。たぶん

   普通車だったら、重さで道が崩れているだろう。車軸が狭く、ホイールベースが短いので

   (ホイール16インチ)亀の子にならない。(土が盛り上がっているところで、車体が土

   に乗り上がって、地面にタイヤがつかないようなことにはならない)後ろが短い(トラン

   クがない)ので安倍川の堤防も垂直に登ることができる。このように軽自動車だが、引け

   目なく乗れる自慢の車。

 

   

 

  Aスパイク地下足袋

   地下足袋は江戸時代に日本で発明されたもの。ふつうは田んぼで使い、そこが平らである。

   これは山用の地下足袋で、裏にスパイク(金属)がついている。始めはトレッキングシュ

   ーズを履いていたが、慣れるまで足が痛い。これは底がゴムで、上が布製だから動き易い。

   コハゼは意外と外れにくい。ズボンを中にいれピッチリはめるとヒルも入ってこない。

   コハゼはサイズが調整できる。今若い女の子の履くブーツにも使われている。地下足袋は

   親指が分かれているので、踏ん張れる。なかなかのスグレモノである。ちなみにこれは山

   の農協で3,800円で買ったそうです。

   近藤さんは春、竹の子を探すとき、普通の地下足袋を履くそうです。土の下から生えてく

   る竹の子の感触がわかるようです。

   

                      

 

  B静岡の自然

   井川へ行く富士見峠から車で5分ぐらいの山にも熊がいる。まだ見たことがないが足跡を

   見たことがある。熊は冬眠するというが冬でも足跡があるので冬眠はしないようだ。

   日本カモシカ、さる、マムシもいる。今までで一番怖かったのは、サルの群れに遭遇した

   こと。大村さんに向かって何か物も投げてきた。

   マムシがいるかどうかは、においでわかる。草のにおいがするとどこか近くにいる証拠。

   草のにおいがした場合は、危ないので引き返す。マムシがいる場所は、草むらか、沢、尾

   根、こういう場所は乾いているので、湿っているマムシが自分を乾かすためにくる。今の

   時期は岩場の下にいる。今は動きが鈍い。秋が危ない。マムシは熱に感応する。

   大村さんは幸いにもまだマムシを見たことはない。

   日陰の山の方が、木が太陽を求め高くなる。倒し方はチェーンソーで切り、木を押して倒

   す。切ってそのまま倒れる木は少ない。てっぺんが藤のツタに絡まったり、他の木に倒れ

   たりするからである。それだけに、そのまま倒れた場合は、気分爽快だそうです。切った

   木はそのままで、もったいないような気もしますが、生木はとても重たく持ち運びはでき

   ないようです。大村さんは小さく切って車の芳香剤として活用しているとのこと。きっと

   いい匂いでしょう。竹茗堂の大友さんも2年ぐらい前まで、山中湖近くの会社の山を切っ

   ていたそうです。のこぎりだったので重労働だったそうです。チェーンソーはあっという

   切れるから大変便利のようです。ただし、燃料のガソリンを持っての山登りは少しきつい

   ようです。

 

  

   

 

 

 

 

 【5】「LEATHER GUIDE

   今週池田さんが東京へ行ったとき、池田屋さんのメーカーの人が持っていた「LEATHER 

   GUIDEという皮の種類の本を見せていただきました。これは現物が入っている見本付

   の本です。メーカーが出している見本のものではなく、本として昭和60年に売り出され

   たとても珍しいもので、15万円もする本です。見本が付いているので、目で見て触って

   確かめられるのがとてもいい。社員教育としても活用できる本です。

   私たちが思い違いしているだろう皮の種類を説明して頂きました。

   

  

 

 

   スウェード ・・・表面が裏にくっついている。きめが粗く起毛している

   バックスキン・・・バックとは牡鹿のこと。私達は後ろと勘違いしていましたが、牡鹿の皮

           を鹿皮に似せて作ってある。表面をすり落としてあり細かく起毛してい

           る。

   ヌバック  ・・・ヌーという種類の鹿の皮

   印伝    ・・・鹿皮をすりおとし、模様をつける

 

   洋服とバックの皮はなめし方が違う。洋服の方が柔らかく、薄さも違う。

 

【6】連絡・次回開催予定

@     次回開催予定

   平成13年2月9日(金)18:00

   静岡呉服町名店街事務局3階会議室

   次回は「私の逸品紹介」(藤森さん)他の議題です。